成虫・幼虫の入手

成虫、幼虫入手があるが一長一短


成虫入手:高価、成熟のタイミング、ペアリングが成功するかが問題

解決出来れば幼虫はかなり採れる


幼虫入手:値段は手頃、マット飼育であれば手がかからない

羽化ずれ、♂♀の偏りの為頭数を其なりに確保する必要がある


成虫は羽化翌年のブリードになる為、羽化日の確認が必要(❌♂今年羽化、♀昨年羽化)

同時期の♂♀を入手すること

♂は♀より15㎜位大きい方がペアリングしやすい

夏季は25℃以下、冬季は15℃以下で成虫を管理

ペアリング

前年に羽化した成虫を冬季5~15℃で管理し、翌年春に20℃位まで上げると後食を開始する  その際羽化個体はケースに移し、ミズゴケで管理


後食開始から1週間位でペアリングを可能

♀の成熟が重要だが、♂の顎縛りは必至

小ケースで1週間  メイトガードしていればほぼ間違いない

産卵セット

ペアリングを開始したら作製

18~23℃管理


中~大ケース  底から水分少な目で

・黒土マットor微粒子2次発酵マット(固目)

・2次発酵微マット

・腐葉土


2週間程のタイミングで交換すると良い

割り出し~1本目投入

産卵セットから♀を抜いて45日~2ヵ月後に割り出し(初令幼虫が弱いので)


1年1化を目指すなら2令迄にカワラ菌糸800ccに投入

カワラ菌糸の上部を取り出し、マットを乗せた状態だと投入がスムーズに行える


2本目(2令中期~3令中期)

2ヵ月後  ♂2000cc  ♀500~1000ccに交換

一番体重が増える成長期

3令後期~蛹化

マット飼育:3~4ヵ月

カワラ飼育:2~4ヵ月

毎に交換  2年1化では1年近くが3令


冬季は10℃、夏季は20℃以下で管理

初夏に15~20℃迄徐々に温度を上げる蛹化

夏を過ぎても蛹化しない場合はもう1年


前蛹は20℃で1ヵ月位管理

マットの劣化や瓶底に蛹室を作った場合、人工蛹室へ移動

羽化~成虫管理

蛹の期間は20℃前後の環境で1ヵ月

マット羽化の場合はそのまま、人工蛹室の場合は小ケースでミズゴケを体が埋まる位で乾燥に注意して翌年春まで管理

2018 Breed&inforcement

学名:Lucanus cervus akbesianus

産地:トルコ種親:♂76mm × ♀45mm累代:CBF1(雌雄別血統)

孵化:2018.9割り出し:2018.10/2

8/下 羽化 82㎜