東南アジア マレー半島、インドネシア島々に生息
顎の形状からrosenbergi、mollenkampiの2種類に分別される
ローゼンベルグオウゴンオニクワガタ(Allotopus rosenbergi)
ジャワ島固有種
大顎が外側に向かって湾曲し、オウゴンオニクワガタの中でも大型になる
モーレンカンプオウゴンオニクワガタ(Allotopus mollenkampi)
マレー半島、インドネシア(カリマンタン島、スマトラ島)、ミャンマー
大顎の形状が直線的 4つの亜種に分類される
・スマトラオウゴンオニクワガタ(Allotopus mollenkampi)
スマトラ島
・モセリオウゴンオニクワガタ(Allotopus mollenkampi moseri)
マレー・キャメロンハイランド
・ババオウゴンオニクワガタ(Allotopus mollenkampi babai)
ミャンマー南部
・ボルネオオウゴンオニクワガタ(Allotopus mollenkampi fruhstferi)
ボルネオ島
最大長は各亜種によって異なり、ローゼンベルグでは80ミリを越える個体もみられる
現地飼育された個体が多く、トゥトゥプという豆科の材を好む
近年マンネンタケ、カワラタケ菌糸によるブリード法も確立されつつある
ブリード個体は羽化時期とエサ喰いをチェック 野外個体は傷が少なく重さがある個体を選ぶ
現地飼育個体・WD個体が混じっているので必ずペアリングをする事
現地飼育個体は羽化が解らない為、複数ペアを購入しセットするか、国内飼育個体を購入する事
♂はなるべく大きなケースで管理した方が寿命が伸びる
~60㎜ 小ケース
70㎜~ 中ケース
で管理すると1年以上生存率が上がる
♀はあまりスペースと寿命が関係無いようで転倒防止材を多目に入れて管理
ゼリーの好みがあるので数種類用意しておくと良い また古くなっ物jは喰いが悪くなるので1週間位で交換
十分に成熟している個体をペアリング
大型個体は後食から1ヵ月は成熟させる
中ケースに高タンパクゼリー、転倒防止材を多く入れ1~2週間同居させる
メイトガードが確認されればほぼ大丈夫
温度23~25℃
人工カワラ・レイシ材、砂埋めレイシ材
人工植菌材は産卵しやすい、しにくい菌糸があるが、 活性が落ちた古いものを好む
菌糸ボトルを横に倒した簡単なセットもあるが、割り出しが面倒、産卵数が少ない
砂埋めレイシ材使用の場合、安定した産卵報告が多い
砂埋めレイシ材の加水は3~5分程度で、1~2時間の影干しをする
固さの目安は発泡スチロール位 微粒子乾燥マットを全体に擦り付けカビを防止する
中サイズ以上のケースを用意
底2㎝程度乾燥した良質微粒子マットを敷き
樹皮を剥かずに、隙間が出来ないよう材を8割程度埋め込む
転倒防止材、高タンパクゼリーを入れる
ペアリング後の♀は良質なマットで1週間管理してセットに投入(カビ防止のため)
温度は23~25℃で少し高目
♀は穿孔後2週間~1ヵ月で出てくるので回収
23~25℃管理の場合 45日を目安に割り出す
割り出しは穿孔部から離れた場所から慎重に行う
微粒子発酵マットで1~2週間管理
卵の場合底まで穴を開け落とし込み埋める
孵化直後、2令初期の時期は弱いので注意
カワラ菌糸1500ccに投入
投入時 皮膜を取り軽くマットをのせる事
カワラからの水で溺れることを予防する為
1本目1500cc
2本目 20g以下1500cc 20g以上2000cc
自分の食痕を嫌う為、ぶつかる前に交換を
3令後期に蛹化場所を探し暴れ始めたら、一気に3℃程上げ20℃以上にして蛹化スイッチを入れる
蛹化後は菌糸の酷い劣化以外は人工蛹室に移し代えない事(不全が多発)
羽化後20℃を切らない温度で管理